Title:システムの処理形態
| 集中処理システム | オンライントランザクション処理 |
| 長所 | ①情報資源を1つか所に集中させるため、システム全体の資源管理、セキュリティの確保が容易 |
| ②システム全体の運用や保守要員の組織化、集中化により、人件費が削減できる。また、技術力の維持や向上も期待できる。 | |
| ③システムの実態を把握しやすいため、障害時の原因究明は分散処理システムより容易 | |
| ④データの一貫性が維持・管理しやすい。 | |
| 短所 | ①一部の装置の故障がシステム全体に及ぼす影響が大きい。 |
| ②システムがダウンすると、期間業務すべてがストップしてしまう。 | |
| ③ユーザからの機能の追加・変更要求に応じにくく、バックログ(積み残し処理)の堆積が起こりやすい。 |
| 分散処理システム |
| 長所 | ①災害や障害発生による影響は局所化できるため、システム全体に及ぼす影響は小さい。 |
| ②局所的なアプリケーションの追加、変更といったシステムの拡張がしやすい。 | |
| ③複数のコンピュータに、それぞれの特徴に合わせた処理を行わせることで、効率的な処理を実現できる。 | |
| 短所 | ①ユーザ(組織)が個別に所有するシステム資源については管理しにくい(管理者不在)。 |
| ②セキュリティの確保、障害原因の究明が集中処理システムに比べて困難。 | |
| ③システム全体を効率よく運用するための運用管理が複雑で、維持管理コストが増大する。 |
| 分散処理システムの形態 |
| 水平機能分散 | 業務、データ 作成、維持管理の責任により処理するコンピュータを分ける。 |
| 水平負荷分散 | 同じアプリを複数コンピュータで実行可能 |
| 垂直機能分散 | 階層的に分割 異なった処理 |
Title:ハイパフォーマンスコンピューティング
| ハイパフォーマンスコンピューティング | HPC:High Performance Computing |
| 膨大なデータ処理や計算処理を短時間で行う。 | |
| グリッドコンピューティング | 統合的に扱う。中央のサーバで処理分割。並列処理 |
| クラスタリング | 相互接続 データの共有 |
| ロードバランシングクラスタ | 特定のコンピュータに処理が集中するのを防ぐ |
| ハイパフォーマンスクラスタ | 1つの処理を分散して行う。 |
| ロードバランサ(負荷分散装置) | WEBサーバへの要求を一元管理する。 |
| 同等の機能を持つ複数サーバに、要求を振り分ける。 | |
| 稼働状態をチェックするヘルスチェック機能を持つ。 | |
| ヘルスチェック機能 | |
| ping監視 | ICMPを使うpingコマンドを利用した監視。WEBサーバがネットワークに未接続。OSが稼働していない。状態を検出できる。 |
| ポート監視 | サーバ内のポート接続要求を利用した監視。プログラムが稼働していない状態を検出。 |
| アプリケーション監視 | プログラムで使用するHTTP、HTTPSの利用を監視。正しく動作していないかを検出。 |
分散処理技術
| RPC | Remote Procedure Call | 自分のコンピュータのロードモジュール内の手続きを呼び出すのと同じ方法で、別のコンピュータの手続きを呼び出すことのできる機能 |
| スタブ | RPCプロトコルを実装した通信インタフェースモジュール | |
| NFS | Network File System | RPCの上に実現された技術。ファイル共有システム。 |