Title:システムの構成方式
デュアルシステム | 一つの処理を同時に行う2組のコンピュータから構成される。一定時間ごとに照合(クロスチェック)が行われる。 |
デュアルシステムとデュプレックスシステムの比較 | |
MTTR(平均修理時間)が短い | |
スループットが落ちる。(照合しているため) | |
高価である。 | |
デュプレックスシステム | 待機冗長方式(じょうちょう) 主系と待機系 |
待機系の状態 | |
ホッとスタンバイ方式 | 主系と同じ業務を起動。障害時、自動的切り替え(システム監視機構) |
ウォームスタンバイ方式 | システム(OS)は起動。データベースを切り替える。データだけをバックアップする方式。 |
コールドスタンバイ方式 | 障害時、中断し、システムの再起動、業務システム稼働 |
Title:災害を考慮したシステム構成
バックアップセンタの設置方式 | |
ホットサイト | 異なる場所にセンタを待機させる。データを定期送信しておき復旧に備える。 |
コールドサイト | 平常時は別の目的で使用。災害時、機材を搬入しバックアップセンタとして機能させる。 |
Title:高信頼化システムの考え方
フォールトトレランス(耐故障) | 故障が発生してもシステム全体としての必要な機能を維持させようとする。 |
フォールトトレランスシステム | |
フォールトアボイダンス(故障排除) | 故障そのものの発生を防ぐ。 |
フォールトトレランスの実現方法
フェールソフト | 障害時、性能の低下。システムは停止させない。フォールバック(縮退運転) |
フェールオーバ | 障害時、処理やデータを自動引き継ぎ。利用者に意識させない。 |
フェールサーフ | 安全側にシステムを制御する。 |
フェールトマスキング | 障害の影響を外部から隠す。自立回復 |
フールプルーフ | システムの誤動作が起こりにくいようにアプリを設計する。 |
Title:信頼性の向上や高速化を実現する技術
RAID | Redundant Arrays of Independent Disks | |
複数の磁気ディスク装置を並列に並べて(ディスクアレイ)、それを論理的に一台の装置として利用する。大容量。高速化。信頼性の向上 | ||
稼働率 | ||
RAID0 | データを複数のディスク装置に分散して配置(ストライピング) | R? |
RAID1 | 複数のディスク装置に同じデータを書き込む(ミラーリング) | R?+2R(1-R)=2R-R? |
RAID3 | RAID0にパリティと呼ばれるエラー訂正情報を保持する。ビット単位 | R?+3R?(1-R)=3R?-R? |
RAID4 | ブロック単位(RAID3と同様) | |
RAID5 | RAID4と同様。データとパリティを分散 | R?+3R?(1-R)=3R?-R? |
RAID01(RAID0+1) | RAID0+1(ストライピングとミラーリング) | (R?)?+R?(1-R?)=2R?-R? |
NAS | Network Attached Storage | |
LAN接続で利用できる。UNIX系のNFS(Network File System)、Windows系のCIFS(Common Internet File System)などとファイルを共有できる。 | ||
SAN | Storage Area Network | |
LANとは別のファイバチャネル(FC:Fibre Channel)で接続。高いスループットを実現。 |